2006/5/17(毎月2回発行)

こんにちは、金子原二郎です。

自民党 武部幹事長に要望を行う
金子知事と末永県議会議長
★発生から38年が経ったカネミ油症の被害者の方々は、現在もなお、健康面や生活に困っておられます。本県にも五島市などに多くの患者の方々がいらっしゃいますので、県としても出来る限りのご支援をしたいとの思いから、先週の10日と11日、被害者の方々の早期救済と問題解決のために、末永県議会議長と上京し、川崎厚生労働大臣、中川農林水産大臣はじめ自民、公明両党の幹部の皆さんにお願いをしてまいりました。
★県として、国にこういった要望を行ったのは本県が初めてだそうですが、一日も早く、被害者の皆様が安心して生活を過ごせますように、国に対し引き続き対応をお願いしてまいります。

長崎県花き振興協議会カーネーション部会等から
カーネーションのプレゼントを受ける金子知事
★14日、日曜日は「母の日」、そして、先週の金曜日には、母の日にちなんで、毎年恒例となっている、県内の生産者の方々から素晴らしいカーネーションの花をいただきました。
★本県のカーネーションは全国的には生産量が減少する中、意欲的で先進的な取り組みによって、品質が高く全国でも生産量6位、一戸当たりの栽培面積は1位と健闘しています。当日は、長崎県産のオリジナルカーネーションも見せていただきましたが、若手の後継者の方も増えてきているそうで、とても頼もしく感じました。

★私の母は94歳、妻の母も77歳と健在ですが、母の日には、いただいたカーネーションを、感謝の気持ちといつまでも元気でいて欲しいという思いを添えてプレゼントしました。皆さんも、もし、14日の機会を逃されていたら、遅ればせながらその分、気持ちを込めて何か贈ってみてはいかがでしょうか。その際は、是非、長崎県産のお花などいかがでしょう。「いつもありがとう、お母さん」の言葉だけでも、喜ばれると思います。
★これまで4回にわたってお伝えしてきた長崎歴史文化博物館のご紹介、最終回の今回は、大堀館長に登場していただきます。大堀館長は、文部省、国立科学博物館に勤務されたあと、東京大学はじめ、静岡大学、常磐大学で教鞭をとられ、また、日本ミュージアム・マネージメント学会会長でもいらっしゃいます。
★心の豊かさ、文化的、精神的なものが大切にされる時代に、館長は、博物館を新しい文化や生涯学習の中核施設、そして地域活性化の拠点として育てようと、職員の先頭に立ってご活躍いただいています。
長崎歴史文化博物館館長の大堀 哲でございます。

長崎歴史文化博物館 大堀 哲館長
★日頃、当博物館の運営につきまして、多くの皆様に大変ご支援をいただき、お蔭様で様々な課題を抱えながらも、開館からどうにか半年を乗り切ることができました。改めて心から御礼申し上げます。
長崎県とのかかわり
★福島県の会津生まれで、これまでの勤務はほぼ関東圏でしたが、思いがけず長崎県とかかわる機会をいただきました。平成12年3月末に静岡大学教授定年退官後、私立の常磐(ときわ)大学の新設学部長と副学長を兼任していた頃でしたか、長崎県から歴史文化博物館基本構想専門家会議の委員にというお話があり、お引き受けしました。
★しかし、間もなく学長(短期大学学長も兼任)に就任し、一段と忙しくなってあまりお役にたてない状況になりました。ただし、時々お送りいただいた資料を拝見して、強い関心を持っておりました。ある時は、当時政策調整局長の立石現副知事が、遠路、水戸の大学までご足労くださり、構想の具体的な内容などを伺い、私の考えも申し上げることがありました。
★昨年(平成17年)3月末、任期満了で学長を退任。今度こそ落ち着いて博物館学、特にミュージアム・マネージメント学の研究と教育に専念すべく大学院教授として再出発しました。議論好きな教授連中や数百人の教職員を一つの方向にリードすることや、山積する大学行政に忙殺された学長職から開放され、自由な時間を過ごせる喜びに浸っておりました。
★そんな矢先、館長就任のお話がありました。指定管理者制度の行方については、私自身も大きな関心を寄せておりましたし、乃村工藝社が長崎歴史文化博物館の指定管理者になったことをこの時点で知りました。館長就任の件は大学院生の授業、日本ミュージアム・マネージメント学会会長の立場等の問題もあって些か躊躇しました。

昨年7月5日の「長崎歴史文化博物館事業発表会」で
握手を交わす伊藤一長長崎市長、大堀館長、
市川森一名誉館長、金子知事(左から)
★しかしその後、金子県知事、伊藤長崎市長はじめ関係部局の担当の方々にお会いし、文化行政に対する深いご理解と博物館に寄せる強いご期待などに大きく心を動かされました。博物館建築のユニークさと併せて、私自身のこれまでの博物館運営の実践経験と博物館学研究等の成果を活かせる確信を持てたこと、そして何よりも妻が強く背中を押してくれたことが私を決断させたように思います。
★昨年8月に長崎市内に引越しを済ませ、今では完全に長崎市民・長崎県民になって、長崎の人々の温かさ、奥深い歴史と文化などに魅せられ、長崎生活を楽しんでおります。
先ずは組織文化、ミュージアム文化づくり
★大半の職員採用の選考は7月に行い、9月にようやく3分の2の職員が着任という状況でしたから、11月3日に開館式が挙行できたことは快挙といえるでしょう。それを可能にしたのは県、市の担当課の皆様の、連日深夜に及ぶ大変なご苦労があったからです。
★それにしても20代から30代が大半の若い職員の集まりです。エネルギッシュで、有能で、人柄もそれぞれ素晴らしく、しかも個性的です。少々気になることといえば、この博物館が職業人としてのスタートになる人、そうでなくとも博物館経験が短く、職業経験はあっても施設職員として、或いは博物館運営業務が初めてという職員が殆どだということでした。
★このような人たち、とりわけ若い人たちの将来を考えますと、ここでの仕事を通してしっかり成長してもらわなければなりません。彼らを育てるのも館長としての責任です。博物館人としての知識、技能の習得もさることながら、社会人、職業人としてのマナー、常識・・・礼儀や言葉遣いなどから教えていかなければなりません。
★人間としての基本が、今日、どこでも真剣に教えられておりませんから、誰かがそれを担う必要があります。職場というのは百人なら百人の人数が集まれば、必ずある種の共通の価値観、行動様式、思考方法が生まれるものです。
★したがって社会人、職業人としてのマナーなどが欠落している人の集まりを放任しますと、そうした状況が気にならない固有の組織文化が形成されます。そのような価値観、行動様式に支配される職場のモラルは、決して高まることはありませんし、博物館の発展は期待できなくなります。そのような組織文化、ミュージアム文化にならないように舵取りをするのも、運営管理の全責任を預かる館長の重要な仕事の一つと認識しております。

博物館の奉行所復元展示室でスタッフと
打ち合わせをする大堀館長
★私は、文部省で教育政策立案、国会対策等の文部行政を担当する中で、また国立科学博物館の初代教育部長として博物館の教育機能の開発研究、博物館運営の在り方の研究及びその実践に従事する過程で、職業人として、そして博物館人として厳しくトレーニングされました。東京大学教育学部及び大学院教育学研究科助教授、静岡大学教授、常磐大学学長の職においても、それまでのことが活かせたように思います。
全力投球で「進化する博物館」づくり
★長崎歴史文化博物館のビジョンを、「知識情報創造型博物館」と考えております。今、人々は画一的な生活から自立し、新しい創造性豊かな生活を求めています。そうした中で、知識情報を中心とする人と人との結びつきを豊かにする楽しい空間、活発な交流による情報創造をとおして生活の質を高めることのできる博物館づくりが私たちの将来像です。このビジョンを念頭に、いくつかのミッションを実現しなければなりません。長崎の地域振興、地域経済や観光の活性化に寄与することなどです。
★これらを実現するために多様で、質的に高いプログラムの展開や、常に来館者、地域住民の方々のニーズを大切にした運営によって来館者の増大を図らなければなりません。来館者が何度訪れても新たな発見が得られ、博物館が進化していることが認識できるような状況を、多くの人と協働しながら創っていくことがリピーターの増加につながると考えます。
★他とは一味違った「進化する博物館」づくりのために、私自身、地域に密着し、長崎にしっかり腰を据えて全力投球いたします。それが「博物館が趣味」の私に最も相応しいのではと思っております。
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■今年、ゴールデンウィーク期間中(4月29日〜5月7日、9日間)の県内主要観光施設(29施設)の観光客数は684,687人で、昨年(4月29日〜5月8日、10日間)と比べると、8,061人(1.2%)増えました。
□全体的に天候に恵まれたため、昨年より一日短い期間でしたが、多くの人出に恵まれました。
□特に長崎市周辺の各施設は、現在開催中の「長崎さるく博’06」の集客効果で、昨年を大きく上回りました。

詳しくはこちら → http://www.pref.nagasaki.jp/attention/view.php?num=19
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昨年の県民大学の様子
■県では、県民の皆さんに県政についての理解を深め、興味を持っていただくために、今年度初めて、6回シリーズの公開講座を開講することにしました。
□5月27日(土)の「九州新幹線西九州ルート(長崎ルート)」を皮切りに、財政、文化振興など、県の主要な取り組みについてわかりやすくお伝えしてまいります。
□各講座とも、開催日1週間前まで受講の申し込みを受け付けています。ぜひご参加ください!
詳しくはこちら → http://www.pref.nagasaki.jp/attention/view.php?num=18
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長崎県教育庁生涯学習課 (TEL 095-894-3363)
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鴨居玲《私の話を聞いてくれ》
長崎県美術館蔵
■新人画家の登竜門とも言われる安井賞を受賞し、具象画家として全国に名を馳せた、洋画家・鴨居玲。氏の没後20年の回顧展として、長崎県美術館で5月20日(土)〜7月17日(月・祝)まで「没後20年 鴨居玲展−私の話を聞いてくれ−」を開催します。
□この展覧会では、鴨居の専門学校時代から晩年に至るまでの油彩・水彩・素描による代表作約110点をご紹介します。
詳しくはこちら → http://www.nagasaki-museum.jp/whats_new/kikaku/index.html
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長崎県美術館(TEL 095-833-2110)
E-mail → info@nagasaki-museum.jp
先日、サッカー・ワールドカップの日本代表メンバーが発表されました。いよいよ、6月の開幕に向けて盛り上がってきています。
ところで、サッカーでもう一つ見逃せないのが、長崎からJリーグ入りを目指す「V(ヴィ)・ファーレン長崎」の活躍です。5月14日(日)の試合にも見事勝利し、今年の九州リーグ開幕以来の5連勝で、9チーム中、暫定首位に浮上しました。
9月までのシーズン、残り11試合の結果で日本フットボールリーグ(JFL)昇格が決まり、このJFLを勝ち抜いて初めてJリーグ入りが叶います。まだまだ遠い道のりですが、地元チームの頑張りに熱い声援を送りたいと思います。(広)
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