2007/11/7(毎月2回発行)

知事から皆さんへ

こんにちは、金子原二郎です。
知事イラスト

自治体国際化協会北京事務所設立10周年記念式典で講演する金子知事
自治体国際化協会北京事務所設立
10周年記念式典で講演する金子知事

★10月31日から11月2日までの3日間、中国の北京に行ってきました。
今回の訪問は、自治体国際化協会北京事務所の設立10周年記念式典で、日本側の代表として「日中の地方交流」に関する講演を行ったり、長崎県産品の販売促進のためのトップセールスを行うためのものです。



中国・北京訪問を終えて

★本県の中国との交流は、日中国交正常化の前年である昭和46年5月に、当時の久保知事が、「中国は一つ」と県議会で発言されたことにはじまります。昭和47年9月には、日中国交正常化から1ヶ月も経たないうちに、日本の地方自治体としては初めて、久保知事自らが団長となって友好訪中団を派遣するなど、日本全国に先駆けて交流を進めてきた歴史があります。

★以来、昭和54年に長崎・上海定期航空路の運航が開始され、昭和57年の福建省との友好県省の締結、昭和60年には、日本国内の4箇所目として長崎市内に中国総領事館が開設、平成3年に長崎県上海事務所を設置しました。さらに平成8年には上海市と友好関係を樹立するなど、本県は中国との友好交流に積極的に取り組んできました。

中国駐長崎総領事館(長崎市橋口町)
中国駐長崎総領事館(長崎市橋口町)

★特に、在日中国総領事館は、現在全国で5つしかありません。その中の一つが長崎県に置かれています。しかも、長崎県だけを管轄する総領事館となっていて、こういったことは他に例がなく、中国が本県を重要な位置付けとして考えられている表われであり大変光栄なことです。

★私も知事になってから、今回の北京訪問で、実に13回目の中国訪問となります。その前15年間、国会議員をしていましたが、その間、中国を訪問したのはわずか2回だけです。このことからも、どんなに長崎県と中国との関係が深いということが、皆さんにもおわかりいただけるかと思います。

★今月12日からは、福建省との友好県省締結25周年を記念して、福建省と上海市を訪問する予定です。それ程私は中国に親しみを感じていますし、これまで築いてきた友好の絆はお互いに強く、また大切な財産だと思っています。

★また、これまで中国からも多くの要人の方々に本県をご訪問いただいています。その中で特に印象に残っているエピソードを一つご紹介します。それは平成11年に、当時、中国人民政治協商会議主席だった李瑞環(りずいかん)氏が来県された時のことです。

★県として精一杯のおもてなしをしましたが、お別れの際、李主席主催の昼食会が開催されました。日本からは、私と当時、在中国大使館の公使で、現在、在中国日本国大使館特命全権大使の宮本大使の2人が招待されました。その席で、最高級のマオタイ酒を勧められ、私はあまりお酒が飲めないので遠慮していましたが、宮本大使から、日中友好のためにも是非飲むように言われ、頑張って「乾杯」「乾杯」と飲みました。

★ところが、昼食会が終わり、李主席を空港までお送りした後、私は具合が悪くなって、病院に直行し、急性アルコール中毒のため点滴を受ける羽目になってしまいました。苦い思い出ですが、少しでも友好交流のお役に立てたのであれば、体を張った甲斐が少しでもあったかなと思っています。

★さて、中国は経済成長が著しく、来年の北京オリンピックや3年後の上海国際博覧会の開催を間近に控え、巨大な市場でもあります。現在、本県ではこれをターゲットに、長崎県の食材フェアを実施したり、国際見本市への出展をはじめ県産品の販路拡大などに積極的に取り組んでいます。

★また、中国からの観光客を増やすため、私は他県に先駆けて、中国人の訪日団体観光ビザの解禁を国へ要望してきました。その結果、平成17年7月に、中国訪日団体観光査証発給対象地域が中国全土に拡げられることになりました。

★現在は、中国の旅行会社とタイアップして企画した、旅行商品の売り込み活動を行っています。さらに長崎からも、より多くの観光客が中国の旅行を楽しんでいただくよう、女性の企画による旅行商品をつくったり、中国東方航空を使った上海から中国各地や欧米各国への乗り継ぎ時刻表、いわゆるタイムテーブルを作ってPRするなど、積極的に観光交流の拡大に取り組んでいます。
 ※「タイムテーブル」について、詳しくはこちらをご覧ください。→
   http://www.nagasakiairport-fc.com/syanhai_soul_world.htm

★また、これから中国との交流をさらに深めていくためには、人と人との交流、特に若い人たちの交流をより積極的に行うことが必要です。そのための取り組みの一つとして、中国外交部常務副部長で前駐日大使の王毅(おうき)さんからご提言いただいて実現した、中国外交部職員の県立長崎シーボルト大学への1年間の研修受け入れがあります。

★これまでに、外交部職員を9名、上海市人民政府職員を3名、計12名を受け入れています。伺ったところでは、来県された外交部職員の皆さんで長崎の応援団のようなものを作っていただいているそうで、私も大変心強く思っています。

平成19年度「高校生の上海中国語研修」終了報告会
平成19年度「高校生の上海中国語研修」
終了報告会

★一方、交流を進める際、何よりも基本となるのは語学力です。本県では県内14の高校で中国語講座を開設しています。そして、これらの高校を中心に選ばれた生徒30名程度を、夏休み中に約3週間、上海外国語大学を中心とした語学研修に派遣しています。こういうことによって語学力の向上はもちろんのこと、中国文化に触れることで相互理解を深めてもらいたいと思っています。こうしたことが、今後、日中友好交流の担い手となる人材の育成につながるものと信じています。

★11月1日の式典当日には、このようなことを講演させていただきました。講演後には、出席しておられた中国国内のいくつかの省の方々から、「ぜひ一度自分たちの省も訪問してもらいたい」とお声を掛けていただきました。本県の友好交流への熱心な取り組みを現地の皆さんにもある程度ご理解いただけたのかなと少し安堵しました。

北京市内の高級百貨店「新光天地」で、県産品の展示・販売状況を視察する金子知事
北京市内の高級百貨店「新光天地」で、
県産品の展示・販売状況を視察する金子知事

★北京訪問のもう一つの目的は、長崎県産品の販売促進のためのトップセールスです。今回は、今年4月にオープンした中国最大の高級百貨店「新光天地」とその経営母体である「北京華聯(かれん)集団」などを訪問しました。

★「新光天地」では、地下食品売場にオープンした日本常設店での本県産品の展示販売状況や、和食のお店「松伸」での壱岐焼酎フェアの開催状況などを視察しました。また、「北京華聯(かれん)集団」のトップの吉董事長にもお会いして、豊かな自然に育まれた本県の良質な農水産物など県産品の積極的な販売を強くお願いしてまいりました。

★今回の訪問中、宋健(そうけん)中日友好協会会長、王毅(おうき)中国外交部常務副部長、宮本在中国日本国大使ともそれぞれお会いし、懇談する機会をいただきました。

王毅中国外交部常務副部長との懇談の様子
王毅中国外交部常務副部長との懇談の様子

★皆さんは大変お忙しく、普段はなかなかお会いすることが難しい方々です。長崎県に対する特別なご配慮で、わざわざお時間を作っていただいたものです。私が宋健会長とお会いするのは今回で5回目、王毅副部長とは実に6回目になります。会談では、経済交流をはじめ日中の地方レベルでの交流が今後益々盛んになることや、それをより深めるためには、若い人たちの積極的な交流を進めることが大切であることなどが話題となり、私もその必要性を強く実感しました。

★また、宮本大使とは昼食をご一緒し、現在の中国国内の状況や今後の見通しなどについて、大変貴重なお話をお聞かせいただきました。

★私は、経済成長著しい中国との交流を深め、本県もともに発展することが重要だと考えています。そのためには、人と人とのつながりや、これまで築いてきた友好関係を大切にしながら、さらに様々な交流を拡大することが大切です。3日間の北京訪問を終えて、そのことを今改めて実感しています。

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トピックス

「長崎県子ども条例(仮称)」のホームページを開設

■県では、現在「長崎県子ども条例(仮称)」の制定に向けて検討を進めており、その情報を広く県民の皆さんにお伝えするため、ホームページを開設しました。

□子育て支援の取り組みを県民総ぐるみで強力に進め、子どもが夢と希望をもって成長できる環境を整え、子どもを生みやすく育てやすい長崎県の実現を目指し、県では条例の制定を検討しています。

□ホームページでは、この条例の素案をはじめ、これまでの検討の経過などをご紹介しています。また、県民の皆さんなどとの意見交換会の予定も随時お知らせしていきますので、どうぞご覧ください。
  ※「長崎県子ども条例(仮称)」のホームページはこちら→
   http://www.pref.nagasaki.jp/child/kodomojorei/index.html

□また、県では、誰もが安心して楽しく子育てが出来るしくみを整えるため、携帯電話やパソコンを利用して様々な子育ての情報を入手できる「ながさき子育て広場」のホームページも開設しました。ぜひご利用ください。
  ※「ながさき子育て広場」のホームページはこちら→
   http://www.nagasaki-anshinkosodate.net/

□なお、11月18日(日)に、長崎国際大学(佐世保市)で「ココロねっこ広場」を開催します。「早寝・早起き・朝ごはん」など子どもの基本的な生活習慣を養うための体験プログラムや、親子で楽しめるイベントをたくさん用意していますので、ぜひご来場ください。
  ※「ココロねっこ広場」の情報はこちら→
   http://www.pref.nagasaki.jp/kokoro/hiroba/

お問い合わせはこちらへ

長崎県こども政策局こども未来課(TEL 095-895-2681)
E-mail s25100@pref.nagasaki.lg.jp

「佐世保情報産業プラザ」と「ながさき出島インキュベータ」がオープン



佐世保情報産業プラザ(佐世保市岡崎町)
佐世保情報産業プラザ(佐世保市崎岡町)
ながさき出島インキュベータ(長崎市出島町)
ながさき出島インキュベータ(長崎市出島町)

■今後、大きな成長が期待される情報関連産業を中心として、その集積を目指し整備した「佐世保ニューテクノパーク(佐世保市崎岡町)」の一角に、企業向け貸事務所、3次元設計・CG室、映像コンテンツ制作室などを備えた「佐世保情報産業プラザ」が完成し、10月25日(木)、開所式が行われました。

□また、29日(月)には、県内の大学等の先端的研究成果を活用した事業化を支援する「ながさき出島インキュベータ(長崎市出島町)」がオープン。県などの積極的な誘致活動により整備が実現したもので、独立行政法人中小企業基盤整備機構が設置・運営するものです。

□両施設は、本県における新産業創出の拠点として期待が寄せられており、今後、県では、入居者に対する支援を積極的に行っていきます。
 ※詳しくはこちら→
 (佐世保情報産業プラザ)
 http://sasebo-jsp.jp/
 (ながさき出島インキュベータ)
 http://d-flag.smrj.go.jp/


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長崎県産業労働部新産業政策課(TEL095-895-2634)
E-mail s05145@pref.nagasaki.lg.jp

長崎県物産館で「県産品お歳暮セール」を実施中

■長崎駅前の長崎県物産館では、お歳暮に最適な商品を取り揃えた「県産品お歳暮セール」を12月24日(月)まで実施しています。

□期間中、県内送料は無料、県外は3千円以上は送料無料です。インターネットからの購入もできます。お歳暮にはぜひ県産品をご利用ください。

□また、11月17日(土)、18日(日)の2日間、長崎市の「長崎水辺の森公園」と「長崎出島ワーフ」で、県産の新鮮な農産物や魚介類、加工品の展示・販売、県内の食文化や食育の取り組みを紹介する「ながさき実り・恵みの感謝祭2007」を開催します。

□子どもから大人まで楽しめるイベントも満載です。皆さんぜひお越しください。
※詳しくはこちら→
  e−ながさき旬鮮市場
  ながさき実り・恵みの感謝祭【PDFファイル/2.7MB】

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(県産品お歳暮セール)
長崎県物産流通推進本部(TEL 095-895-2621)
E-mail s32000@pref.nagasaki.lg.jp

東京の高島屋玉川店で「長崎味紀行」を開催

■11月7日(水)から13日(火)まで、東京の高島屋玉川店で、本県を代表する農水産物や加工品を一堂に集めた長崎フェア「長崎味紀行」を開催します。

□会場では、長崎みかん、長崎和牛、ごんあじ、五島手延うどん、平成「長崎俵物」などを展示・販売。首都圏の皆様に長崎の新たな味覚を発見していただくために大々的にPRしています。

□県では、今後も首都圏や関西圏において、積極的に県産品の販売促進活動を行っていきます。近くにお住まいの方はぜひ足をお運びください。
  ※詳しくはこちら→
   http://www.pref.nagasaki.jp/bussan/news/index.php?K=40

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長崎県物産流通推進本部(TEL 095-895-2621)
   E-mail s32000@pref.nagasaki.lg.jp

「大学等新卒者・若年者合同企業面談会」を開催

■来年3月に大学や短大などを卒業する方、概ね35歳未満の求職者などを対象とした「大学等新卒者・若年者合同企業面談会」を開催します。

□日時と場所は次のとおりです。受付時間はいずれも、お昼12時30分からとなっています。
  (長崎会場)
  日時:11月13日(火) 13:00〜16:00
  場所:長崎県立総合体育館(長崎市油木町)
  (佐世保会場)
  日時:11月14日(水) 13:00〜16:00
  場所:佐世保市体育文化館(佐世保市光月町)

□本県内での就職をお考えの方は、ぜひご参加ください。
※詳しくはこちら→
http://www.pref.nagasaki.jp/mendan/

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長崎県産業労働部雇用労政課(TEL 095-895-2715)
   E-mail s05460@pref.nagasaki.lg.jp

長崎県美術館企画展「美術館に行こう!ディック・ブルーナに学ぶモダン・アートの楽しみ方」を開催中

■長崎県美術館では、11月25日(日)まで、企画展「美術館に行こう!ディック・ブルーナに学ぶモダン・アートの楽しみ方」を開催しています。

□世界中で愛されている「ミッフィー」の生みの親、ディック・ブルーナ。シンプルで温かみのある彼のデザインは、様々な近現代美術にふれた経験から生まれたものです。

□本展では、モダンアートを見たときの驚きや喜びが表現された絵本「ミッフィーのたのしいびじゅつかん」をガイドに、シャガールやマチスの作品などをわかりやすく紹介します。

□また、ブルーナが手がけたペーパーバック(文庫本)やポスターのデザイン、絵本の原画などを紹介し、ブルーナ自身のデザインの足跡をたどります。

□ぜひご家族でご来場ください。
  ※詳しくはこちら→
   http://www.nagasaki-museum.jp/whats_new/kikaku/bruna.html

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長崎県美術館(TEL 095-833-2110)
E-mail info@nagasaki-museum.jp

長崎歴史文化博物館企画展「勝海舟と幕末長崎」を開催中

■長崎歴史文化博物館では、12月9日(日)まで、日蘭修好150周年記念事業・開館2周年記念特別展として「勝海舟と幕末長崎」を開催しています。

□幕末の動乱期、長崎に設立された「長崎海軍伝習所」や「長崎鎔鉄所」(現三菱重工業株式会社長崎造船所)、「医学伝習所」(現長崎大学医学部)。大志を抱いた多くの若者が、ここで西洋の近代技術を学びました。

□本展では、これらの施設が日本の近代化に果たした役割をご紹介するとともに、多くの伝習生の中でも長崎に2度訪れ、のちに咸臨丸艦長として太平洋横断を果たした勝海舟の足跡にせまります。
  ※詳しくはこちら→
   http://www.nmhc.jp/information/info/index.html#1

お問い合わせはこちらへ

長崎歴史文化博物館(TEL 095-818-8366)
   E-mail info-his@nmhc.jp

編集後記

   11月2日(金)、大相撲の横綱白鵬関が来県されました。白鵬関は県が進める「ココロねっこ運動」の趣旨に賛同され、同運動のポスターやステッカーに登場するなど、PRにご協力くださっています。
  この日は、県庁で感謝状の贈呈を受けた後、浜の町アーケードで金子知事らと啓発パレードに参加。奥様と今年生まれたばかりのお子様もご一緒でした。買い物客や帰宅途中の学生さんらは、見上げるほどの大きな横綱の姿にびっくりしたり、喜んだりと大騒ぎでした。
  皆さんに手を振ったり、握手に応じられていた横綱の眼差しは、土俵上での厳しさとは違い、やさしさにあふれていたのがとても印象的でした。(広)

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